kindle fire HD6でChromeを動かした
はじめに
fire HD6を1万未満で購入したので、なにか新しいこと出来ないかと前世代より大幅に速度アップをきたしたがSilkがどうにももっさりなので、Firefox、Nightlyと手を出すも、WebGLの表示が乱れ現状では使いものにならない。そこで、Chromium for Android
Dockerでやったが
始め、Chromiumビルド用のコンテナを作って作業を試みた。
しかし、Chromiumのビルドはマシンパワーもさることながら、メモリを大量につかう。Linux版など8GB程度のメモリを用意できない奴はビルドするな!と読めるような英語の分かりにく公式ページするある。
OSXのDocker付属のboot2dockerのデフォルト設定ではAndroid向けのChromiumのビルド作業でもやはり、メモリ不足。さらに、仮想マシンのHDDまで使い尽くし詰んだ。
VirutalBoxでフツーにリトライ
Ubuntu14.04の日本語リミックス版を入れて、メモリ容量を5GBほど割り当てた仮想マシンを用意して行った。
手順
作業ディレクトリを作る
作業用ディレクトリを作成し、以降はこの配下で作業を行った。
cd mkdir chromium cd chromium
Chromium用のビルドツールを入れる
audo apt-get install git sudo apt-get install build-essential git clone https://chromium.googlesource.com/chromium/tools/depot_tools.git export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH" sudo dpkg --add-architecture i386 sudo apt-get update fetch --nohooks --no-history android cd src git checkout master cd .. gclient sync echo "{ 'GYP_DEFINES': 'OS=android', }" > chromium.gyp_env gclient runhooks sudo apt-get install openjdk-7-jdk src/build/install-build-deps-android.sh
Chromiumをビルド
cd src ninja -C out/Release chrome_shell_apk
待つこと数時間、幾つか警告出るもapkが
- out/Release/apks/ChromeShell.apk
に出来た。
出来上がったapkをfire HD6に入れるには
あらかじめ、fire HD6本体の設定で、外部のアプリをインストール可能な設定にしておく。
scp->Dropbox->http-server
Chromium for Android向けのマシンとfire HD6にDropbox入れていれば、もっとスマートに出来たが、ローカルに建てたHTTPサーバーにapkを置いて、このページをfire HD6で開きインストールした。
fire HD6でChromiumを使ってみて
良い事
- Silkよりサクサク動く
- WebRTCが動いた
- WebGLが動いた
良くないこと
ページが真っ白になることがある
アプリ切り替えて戻った時などに発生する感じ
新しいタブを開くリンクがNG
普通のページ遷移のリンクは問題なさそうだが、別ウィンドウで開く様なリンクは無視される。
関連記事