wxMaximaをMavericksでビルド出来た
wxWdigetsの最新の3.0.0リリース版で出来た
2.9.x系はMavericks環境ではCursorが未定義と怒られ、ビルドできなかった。
基本的には、wxMaximaのページの方法に沿って進める。
wxWidgetsビルド時
buildディレクトリは3.0.0では用意されているので、mkdirは不要
cd wxWigets-3.0.0 cd build CXXFLAGS="-stdlib=libstdc++" LIBS="-lstdc++" ../configure --disable-shared --enable-unicode make
wxMaxima本体
cd ../.. git clone https://github.com/andrejv/wxmaxima.git cd wxmaxima CXXFLAGS="-stdlib=libstdc++" LIBS="-lstdc++" ./configure --with-wx-config=../wxWidgets-3.0.0/build/lib/wx/config make
Homebrewの場合、msgfmtがkeg扱いなので、一時的に/usr/local/Celler/gettext-xxx/binをPATHに追加して 以降の作業を続ける。
cd locales make allmo cd .. make wxMaxima.app
これで、wxMaixmaのソースディレクトリ直下にwxMaixma.appが作成される。
まとめ
今回はMavericks環境でwxMaximaの最新版を無事ビルドすること出来ました。しかも 結果的にwxMaximaで利用しているwxWidgetsが最新版の物でビルド出来ています。
Mavericksから2つあるC++標準ライブラリのlibc++を使うようになり、 「-stdlib=libstdc++」のオプションを指定することで、以前のデフォルとのC++標準ライブラリ を使うことが出来ることが分かりました。
ちなみに、wxWidgetsはconfigure時に-stdlib=libc++を指定すると、エラーとなり ビルドできませんでした。
Maxima本体
今回はwxMaximaのビルトで満足したため、Maxima本体はwxMaximaのページより バイナリーをダウンロードすると入っているMaxima.appを利用しました。 また、gnuplot.appはHomebrew版の方が新しかったため、こちらは入れません。 jsMathフォントはポチポチ入れました。
実は、Homebrew版のwxMaximaで一部フォントが表示されていないので、wxMaximaの 最新版を入れてみようとなったのが今回の記事のきっかけなのでした。